副業の選び方
アンケートモニターは危ない?個人情報・勧誘の見分け方
調査に必要な確認と、不審な勧誘を見分ける
名前や住所を聞かれたから、すぐに詐欺と決まるわけではありません。日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)は、回答の確認や調査が正しく行われたかの確認のために、連絡先を聞く場合があると説明しています。
見ておきたいのは、誰が、何のために情報を集めるかです。運営会社と利用目的が読めない場合や、最初の案内と違う購入・契約へ誘われた場合は、入力や支払いをいったん止めて、公式サイトの窓口へ質問しましょう。

| 受けた案内 | 先にすること |
|---|---|
| 商品モニターの発送に住所が必要 | 公式の調査か、発送と利用目的の説明を読む |
| インタビューを録音・録画する | 利用目的・提供先・保存の説明を読み、同意できる調査だけ選ぶ |
| 登録料を払うと高額な回答報酬がもらえる | 送金を止め、会社と登録条件を公式窓口へ確かめる |
| 報酬の受け取りに暗証番号や認証コードが必要と言われる | 相手へ教えず、自分で開いた公式窓口に相談する |
実際に公表された、アンケートを名乗る有料登録の事例
JMRAはの声明で、簡単なアンケートで高額の現金がもらえると勧誘し、多額の入会金を払わせた「アンサーズ.com」の問題を紹介しています。声明によると、消費者庁の注意喚起はで、報酬が支払われず、入会金も返金されない被害がありました。
調査に答えて謝礼を受け取るはずが、先にお金を払う話へ変わった場面です。JMRAは同声明で、加盟調査会社がモニター登録時に振込を要求することはないと説明しています。会社名や協会名が書かれていても、実際の登録先と案内元が一致するかを見ておきましょう。
回答だけでなく、アプリが集める情報も読む
プロフィール、アンケートへの回答、録画したインタビューでは、伝える情報が違います。登録前のプライバシーポリシーに加え、調査ごとの説明も読んで選びましょう。答えたくない内容がある調査は、参加を見送れます。
マクロミルのプライバシーポリシーには、登録情報や回答に加え、アプリ経由の端末情報・操作ログ・位置情報なども記載されています。すべての調査で同じ情報を集めるという意味ではないので、自分が使う機能の説明とスマホの権限画面を見てみましょう。
たとえばアプリが位置情報の許可を求めたときは、何の調査に使うか、許可しない場合に使えない機能は何かを案内で確かめます。分からなければ「位置情報を許可せず、Webのアンケートだけ参加できますか」と聞けます。
登録先を増やす前に、パスワードを使い分ける
マクロミルは、他社で流出したメールアドレスとパスワードの組み合わせを使った、不正ログインの恐れについて注意を呼び掛けています。登録先を増やすときは、同じパスワードを使い回さないようにしましょう。
身に覚えのないログインや交換の通知が来たら、通知内のリンクだけに頼らず、自分で公式サイトやアプリを開いて履歴を見ます。パスワードを変更し、同じものを使っていた他のサービスも見直して、運営窓口へ連絡しましょう。
不審な連絡が来たら、返信より先に記録と相談をする
案内のURL、会社名、相手のアカウント、請求内容、やり取りの日時を残します。お金を払った場合は金額と振込記録も用意し、追加の支払いを止めて、消費者ホットライン188へ相談できます。
公式窓口への問い合わせ文は、たとえば「御社の調査を名乗る案内を受けました。URLは[URL]、調査番号は[番号]です。登録や謝礼の受け取りに[金額]を求められています。御社の正式な案内か確認したいです」と書けます。調査番号がなければ、届いた画面を保存して伝えましょう。
登録先を比べたい場合は、運営会社、扱う情報、交換条件を同じ基準で見ます。調査の違いから選びたい人は、「Web回答・商品モニター・インタビューの参加方法」を見比べてみましょう。
アンケートモニターの個人情報についての質問
調査を依頼したメーカー名が書かれていないと危険ですか?
メーカー名が分かると回答に影響するため、公表しない調査もあるとJMRAは説明しています。メーカー名がないことだけで決めず、調査を実施する会社、問い合わせ先、情報の利用目的が分かるかを見ましょう。
家族の写真や声が入る調査は参加してもよいですか?
撮影・録音する内容と利用先の説明を読み、家族の情報まで提供してよいかを考えて選びましょう。映したくない場所や答えたくない質問があれば、参加前に担当者へ伝えられます。説明に納得できなければ、その調査は見送って構いません。
出典:日本マーケティング・リサーチ協会:調査の連絡先・依頼元に関するFAQマクロミル:個人情報・端末情報・位置情報の取り扱い